院長挨拶

5周年挨拶


平成23年9月1日に開院した
高齢者専門クリニックである「ざまクリニック所沢」
もお蔭様で5年目を迎える事が出来ました。


この5年間を振り返ってみると、
寝たきり3大疾患(骨関節疾患・動脈硬化症・認知症)の管理による高齢者の健康寿命の延伸と精神的なサポートを目標とする
健康長寿医療 に奮闘する日々の連続でした。


《骨関節疾患》

独自の高齢者疼痛対策はほぼ確立し、
観血的治療が必要となる強い関節破壊や重度の坐骨神経障害を除けば、保存的治療による日常生活動作の維持が可能となっています。
骨粗鬆症はビスホスホネート製剤は使用せずに対処します。
ビスホスホネート製剤でも骨密度の改善が認められなかった症例も改善できています。
骨粗鬆症は動脈硬化の危険因子です。


《動脈硬化症》

下肢の閉塞性動脈硬化症と坐骨神経障害の合併は珍しくなく、
処方においても、「コレステロール盲信」に偏らない、動脈硬化の予防対策を講じてきました。
動脈硬化は認知症の危険因子でもあります。


《認知症》

開業後は認知症予防対策のみに従事する予定でしたが、
レビー小体型認知症である義父の医療過誤と認知症医療の現状に対する危機感から、認知症に対峙して参りました。
神経変性疾患を治す事は不可能ですが、
開業以前から得ていた抗加齢医学の知識を「ほんの一部」、認知症対策に転用する事で症状の改善効果を確認する事ができました。

骨粗鬆症が影響する大腿骨頚部骨折術後の成績は、認知症がない群の術後平均余命が3年超、認知症のある群では1年である事が明らかにされています。


団塊の世代が75歳を超える「2025年」まで10年を切り、予想される高齢者医療の厳しい状況に対処すべく、今迄以上に研鑽に励み、高齢者の方々の啓蒙及び治療に努めていく所存です。


当クリニックより1人でも多くの元気で健康な『百寿者』を出すべく、気持ちも新たに、スタッフ一同一丸となって頑張りますので、これからも変わらぬ「お付き合い」のほど宜しくお願い申し上げます。

高齢者専門クリニック再宣言
2016年 9月1日