アンチエイジング外来開設に際して【第1部】   動脈硬化編

「失われた20年」の陰に潜むもの

かつて
アジアどころか世界を制覇するか…
と注目されていた「経済大国」日本

経済も優等生で…
しかも
国民の平均寿命は世界一

素晴らしいの一言でした

その後…
経済大国の座からは陥落
20年に渡る経済の停滞が続いています

低成長の原因分析はマクロ経済学者におまかせするとして
日本人の長寿も間違い無く
現在の国債及び円高バブル同様に崩壊の危機に直面しています

日本人は長寿な民族…など
土地神話と同様 全くの幻想に過ぎません

環境因子が遺伝因子よりも
影響が大きい事は多くの疫学的調査が教えてくれています

特筆すべきは「沖縄クライシス」です

全国1位の常連だった沖縄県男性の平均寿命が
2000年に全国平均以下の26位まで
短期間のうちに急落した危機的状況のことです

当然のことながら
沖縄県へのファーストフード店進出は東京よりも早く
沖縄のある調査によれば 小中学生の若い世代ほど高脂肪摂取となっており
依然として この傾向が続いているようです

「沖縄クライシス」を引き起こし
現在の沖縄男性の3人に1人を蝕んでいるとされる疾患
それがメタボリック症候群です

そして
メタボリック症候群の行き着く先には…
人を死に追い込む元凶「動脈硬化」が待ち受けているのです

「沖縄クライシス」が
単に沖縄だけの問題で済むワケがなく…
沖縄男性の現状は日本の平均寿命の行く末を如実に示しています
しかも
「動脈硬化」は平均寿命ばかりか健康寿命にとっても大いなる脅威となります